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「打ち水を礼に軒端(のきば)の金魚売り」

打ち水大作戦

「水うてや蝉も雀も濡るるほど」(宝井其角)

 

蝉や雀が驚き飛び立つほどに、勢いよく水しぶきが上がる打ち水の様子を詠んだ俳句です。

夏の暑い日に水をまいて、気温を下げる打ち水が始まったのは江戸時代に入ってからです。

「打ち水」が俳句に詠まれたり、浮世絵にも描かれています。 打ち水の目的は、夏の暑さを和らげることに加え、

道の土埃をしずめる、 客を招く時に玄関先や道に水をまくことで心地よく迎える、清めるなどの意味があったと

考えられます。

しかし,近代から現代に入り、打ち水は徐々に姿を消していきます。 冷房機の普及により窓を閉めての生活時間

が増加していったこと。

道路が整備され土埃が減っていったことなどにより、打ち水をしない家庭が増えていき、地域として実施する義務

感が 喪失されたなどの時代背景の変化によるものでした。

 

しかし,2003年ごろより節電に有効であると、再び打ち水の効果が見直されました。

 

「打ち水大作戦」などのように各地で夏場に行われるようになります。

 

打ち水は早朝や日没前後に行うと効果的です。

午前中は温度上昇を鈍らせ、日没後は気化熱により周囲の気温の低下を加速させる効果があり、日光による再加熱

がないために効果が持続します。

 

 「打ち水を礼に軒端(のきば)の金魚売り」(1811年、作者不詳)

 

今年の夏は涼をもたらす打ち水を行ってはいかがでしょうか。

お風呂の残り湯を使うとベストです。