L字形をした重要な大工道具のひとつで指矩とも書き、曲尺(かねじゃく)ともいいます。
直角や勾配を出したり、長さのほかに円周率や平方根の数字が刻まれていて、部材加工には欠かせない、
いわば非常に優れた物差しのことです。
陰で人をそそのかして操る場合に
「あいつのさしがねに違いない」
のさしがねは、蝶や鳥などを操る歌舞伎の小道具からきています。