『門前市を成す』(もんぜんいちをなす)
門の前にまるで市でもひらいているかのように、次から次へと人や馬車が集まり賑わうこと
次から次へと人や馬車が集まり賑わうことから、
「その家を訪ねてくる人がきわめて多いことのたとえ。
また、
商売が繁盛してたくさんのお客で賑わっていること」
そもそも門とは敷地と外部を区切る塀や垣に通行のために
開けられた出入口のことで、外構の一種です。
さて、沖縄では古来より住宅の門の内側に1枚壁のようなもの
を構える習慣があり、 これを「ひんぷん」といいます。
これは中国より伝わるもので屏風(ビンフォン)から由来 して
いるそうです。
これは外からの目隠しという実用的な役目と、 外から魔が入ってくることを防ぐという意味が込められています。
(邪悪なモノや悪霊は角を曲がることが苦手であり、 真っ直ぐ家に飛び込んでくるために ひんぷんを構える
ことにより撃退するという考えです)
現在も沖縄以外でも住宅に ひんぷんを取り入れる人が増えているそうですよ。