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『柊(ヒイラギ)』

2月3日の節分の夜には柊の枝と大豆の枝に挿した鰯の頭を門戸に飾るという風習があります。これは悪鬼を払うためのものです。

柊(ヒイラギ)は、 モクセイ科モクセイ族の常緑小高木

柊の開化時期は11月から12月下旬ころ。目立ちませんが、良い香りの白い花が咲きます。
葉は固くてギザギザしており触ると「ひいらぐ」(疼く ヒリヒリ痛む)ことより、
疼木(ひいらぎき)と呼ばれ、これが次第に『ひいらぎ』と呼ばれるようになったのだとか。
老木になるとこのぎざぎざがなくなり、葉が丸くなるそうです。

古くから葉の鋭いトゲにより邪気の侵入を防いでくれると信じられ、庭に植える習慣がありました。
またネズミが通り抜けるようなところへ柊の枝葉を立てておくと、ネズミもトゲを恐れて通らなくなると
いう効き目もあるそうです。

家の庭には表鬼門(北東)に柊、裏鬼門(南西)には南天の木を植えるとよいとされています。
また防犯目的で生垣に利用することも多いです。
低木で常緑広葉樹であるため、庭木以外にも盆栽などとしても作られています。
柊の幹は固く、かつしなやかでもあるため衝撃などに対し強靭な耐久性を持っています。
このため、玄翁(げんのう)と呼ばれる重さ3㎏にも達する大金槌の柄にも使用されています。
特に熟練した石工は柊の幹を多く保有し、自宅の庭先に植えていたりもするのです。
他にも細工物や器具、印材などにも利用されています。

鑑賞だけでなく、防犯性も優れている柊。優秀な木なのです。